【風疹抗体検査について】

いつも森のまちクリックをご利用いただき、誠にありがとうございます。

海外への移住や長期の駐在の期間中、現地で妊娠・出産をする方も少なくないかと思います。その際、最も気をつけなければいけないことのひとつに、妊娠中の感染症があります。ここでは妊娠中に感染をすると、胎児に影響を与えるリスクのある「風疹」についてお話しします。

【風疹とは】

風疹(英:RUBELLA)とは,風疹ウイルスによる感染症であり、日本ではワクチン接種を受けていない成人男性が多いです。

【感染経路】

主に飛沫また接触により感染します。潜伏期間は2〜3週間と言われています。

【症状】

初期症状として、発熱、発疹(紅色斑丘疹)、リンパ節腫脹、頭痛、鼻水、咳が挙げられます。顔、耳後部から全身に点状紅斑(発疹)が広がり、5日から10日、長いケースでは数週間にわたり出現することがあります。

【診断】

症状は風邪症状に近いため、臨床での診断が難しい場合があります。発疹が出現してから28日以内に、採血での風疹抗体検査によって、確定診断ができます。

【治療】

特異な治療法はなく、対症療法となります。

【妊婦が感染した場合】

妊娠初期20週の間に風疹ウイルスに感染すると、胎児には先天性心疾患、難聴、白内障とする先天性風疹症候群を持って生まれるリスクが高まります。マレーシアで妊娠・出産を考えている方および同居家族の方は、風疹ウイルスからしっかりと予防をすることが重要になります。

【検査について】

当院では風疹抗体検査が可能です(血液検査)。

【予防について】

妊娠前に、妊婦とその同居家族全員は風疹抗体検査を行ってください。抗体がない場合は風疹の予防接種を受けましょう(当院ではMMR 麻疹・風疹・おたふく風邪の3種混合ワクチンとなります。)。これまでに麻疹・おたふく風邪の予防接種を受けたことがある方が再接種した場合でも、副作用の心配はありません。

妊娠後に初めて風疹抗体がない、または低価と分かった場合には、風疹ウイルスに感染しないよう、風疹が発生している地域への不要不急の外出を避けてください。

【ご来院予定の方へのお願い】

院内感染防止のため、ご来院いただく前に必ずご予約をお願いいたします。なお、今後当局から新しい要請・命令などがあった場合には、予告なく休業させていただく場合がございます。皆様がマレーシアで安心・健やかな生活お送り頂けますよう、当院では最新の情報を元に、日々新しい取り組みを行いながらサービスの向上に努めております。

ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

【デング熱について】

こんにちは、森のまちクリニックです。

最近夕方だけではなく、朝にも雨が降る日は多くなってきたと思う方が多いのではないでしょうか?とても過ごしやすい天気になっていますが、雨の日が続くことで蚊が増え、蚊を媒介とするデング熱の感染症が増加しています。

新型コロナウイルスの感染予防はもちろん、今の時期はデング熱に感染しないよう予防することも大切です。本日は2014年に日本でも話題となりました「デング熱」についてお話したいと思います。

【デング熱とは】

デング熱とは蚊が媒介とするウイルス性感染症です。

デングウイルスを伝染する蚊としてはネッタイシマカとヒトスジシマカが挙げられます。

【感染経路】

デングウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染します。

ヒト→ヒトへの感染はなく、ヒト→蚊→ヒトへの感染経路します。

【流行地域】

デングウイルスを媒介する蚊は熱帯・亜熱帯地域に多く生息しています。熱帯地域であるマレーシアは昨年11万件の感染症例が報告されています。

【症状】

・突然な発熱(解熱剤を内服するも発熱を繰り返す)

・頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛などの痛みを伴う

・食欲不振、腹痛、下痢の消化管症状

・発症後3日〜後より胸部・体幹部に発疹が広がる

・粘膜(鼻、歯茎)からの出血

【検査】

・確定診断のため、デング熱の抗体・抗原検査が有効となります。

・血液検査の所見では血小板・白血球減少が認められるため、血液検査も行います。

【治療】

・特異的な治療はなく、対症療法が中心となります。

・症状は約1週間前後で改善されます。

・重症度によって入院治療が必要な場合があります。

*予防接種はありません*

*デング熱と疑われる場合はイブプロフェン解熱鎮静剤のご利用は禁忌です*

パラセタモール・アセトアミノフェン成分が含まれるPANADOL(商品名)はデング熱による発熱の治療に使われます。

【予防対策】

・外出時には長袖の着用

・外出時に蚊除けスプレーの使用

・自宅にいる時に蚊取り線香の使用

・水たまりを作らない(植木の皿、屋外に放置された子供のおもちゃなど)

【受診予定の方へのお願い】

院内感染防止のため、ご来院いただく前に必ずご予約をお願いいたします。

皆様がマレーシアで安心・健やかな生活お送り頂ける様、当院では最新の情報を元に、日々新しい取り組みを行いながらサービスの向上に努めております。

ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

【予防接種について】

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こんにちは、森のまちクリニックです。

新型コロナウイルスの影響で外出を控えている方も多いと思いますが、その影響でお子様の定期予防接種や大人の任意予防接種を後回しする場合もあると思います。しかし、仕事や学校が再開するまでに予防接種をし、免疫力を高めることはとても重要です。

本日は免疫・予防接種についてお話をしたいと思います。

免疫とは?

体内に侵入した病原体(細菌、ウイルスなど)を常に察知し微生物が体内で繁殖しないよう直ちに排除するという自己防御システムです。

免疫は自然免疫と獲得免疫に分類されます。自然免疫は体内に侵入してきた病原体や異常になった自己細胞を早く感知し、それを排除する仕組みです。獲得免疫とは一度感染した病原体を記憶し、同じ病原体が侵入してきた時に効果的に排除する仕組みです。

しかし、病原体によって命の危険をさらされる場合もあります。危険な感染症から守るために予防接種が重要です。

予防接種とは?

予防接種とは感染症に対する免疫をつけるために抗原物質を接種することです。予防接種は体内の自然免疫を活性化し、獲得免疫へ誘導します。体内で抗体ができるまで約1ヶ月かかります。

予防接種は世界各国で推奨されています。日本では乳児が生まれてから感染症から守るために、予防接種(定期・任意)が勧められています。今回の新型コロナウイルスの影響で定期の予防接種を遅らせて接種するケースが多くなっています。それによって危険な感染症から守ることが難しくなる場合があります。

今の時期こそ免疫力を高めて、今後に備える大切な時期です。

当院で接種可能な予防接種

定期接種:

ヒブ(細菌性髄膜炎)、小児肺炎球菌、B型肝炎、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、麻疹、風疹、水痘、日本脳炎

任意接種:

A型肝炎、おたふくかぜ、インフルエンザ、髄膜炎、肺炎球菌、ロタウイルス、HPV、腸チフス

予防接種予定の方へお願い

院内感染防止のため、ご来院いただく前に必ずご予約をお願いいたします。

皆様がマレーシアで安心・健やかな生活お送り頂ける様、当院では最新の情報を元に、日々新しい取り組みを行いながらサービスの向上に努めております。

ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

【COVID-19の検査可能な医療機関のご紹介】

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こんにちは、森のまちクリニックです。

3月18日にマレーシア全土を対象にした行動制限が開始となり、

3週間が経過しました。行動制限中に体調を崩し、発熱・風邪症状が出現した

場合、新型コロナウイルスへの感染を心配している方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか?クアラルンプール及びセランゴール州において、新型コロナ

ウイルス検査が可能な医療機関をご案内いたします。

 

クアラルンプール・セランゴール州で検査可能な医療機関:

クアラルンプール

  • GLENEAGLES HOSPITAL KUALA LUMPUR(日本語通訳常駐)
  • PRINCE COURT MEDICAL CENTRE(日本語通訳常駐)
  • HOSPITAL KUALA LUMPUR

セランゴール州

  • KPJ DAMANSARA(日本語通訳常駐)
  • SUNWAY MEDICAL CENTRE(日本語通訳常駐)
  • THOMSON HOSPITAL KOTA DAMANSARA
  • HOSPITAL SUNGAI BULOH

検査をされる際の注意事項:

  • 検査を希望される方は事前に病院へ連絡し、予約をしてください。
  • 検査結果が出るまでの所要時間は病院によって異なりますので、予約時にご確認ください。(およそ1〜2日間)

病院へ移動する際の注意事項:

  • 病院に行く際に警察に住所を確認される場合があります。住所のわかる書類(電気料金明細書、賃貸の契約書など)を必ずお持ちください。
  • 自家用車あるいはグラブにて病院に行く際には必ず1人で移動してください。
  • 病院に行く際には必ずマスクを着用してください。

皆様がマレーシアで安心・健やかな生活お送り頂ける様、当院では最新の情報を

元に、日々新しい取り組みを行いながらサービスの向上に努めております。

少しでも気になる症状がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【コラム】男性の更年期障害 パート4

前回のコラムで、私がワクチンを接種したのにもかかわらずB型肝炎抗体がついていなかった事について書きました。

B型肝炎抗体は成人で10〜20%にワクチンを接種しても抗体がつかない事があり、この抗体がつかない確率は年齢が上がる程上がるのです。前回の接種から1年半も経過しているので、ブースターの意味で1回追加接種でもいいかもとも思ったのですが、色々考えて、もうワンクール、つまり3回追加接種する事にしました。それによりかなりの確率(論文によって数字にバラつきがあります)で、抗体を保有する事が出来る様になります。

B型肝炎は東アジアと東南アジア特に多い疾患であり、ワクチンを接種すれば100%抗体が出来る訳ではなく、5年毎にはブースターの意味で追加接種をしなければならない事も忘れてはいけないなあ、と改めて身をもって感じました。

 

 

このコラムは、以前に「JSPO」に寄稿したものです。